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  • 小生田淵がよく喋る2019年5月  2019.05.12 UP

    UNISON SQUARE GARDENのライブの登場SEとして長く使用してきたイズミカワソラさんの「絵の具」が、5月13日のfun time HOLIDAY7から代わる。
     
    といっても曲はおんなじ「絵の具」。
    この度ソラさんがリリースする「ソラベスト2」に収録されている「絵の具(r-r ver.)」
    こちらのバージョンに切り替えて今後は使っていく。
    背景を説明しよう。
     
    元々の「絵の具」が入っていたCD「Scene1」が発売されたのは2005年。
    そのCDを購入していた僕がUNISON SQUARE GARDENのSEに提案、メンバー的にもしっくり来て使い始めたのそれからほどなくして。
    使っていることがご本人の耳に届き、お会いさせてもらったのが2007年。
    初めてライブに来てもらったが恐らくメジャーデビューした2008年?(記憶が曖昧)
    「Populus Populus」の発売の際にUストリームの番組でコメントをくれたのが2011年。
    「mix juiceのいうとおり」でピアノコーラスに参加してくれたのが2016年。
    そして今、2019年。
    ずっとUNISON SQUARE GARDENのライブに大事な演出をほどこしてくれていた。
     
    さて、その原曲が音源で欲しいという人間が沢山居たらしい。嬉しいことだ。
    ただ一つ問題があった。
    CDは既に廃盤しており、更に権利がソラさん本人の手元にないのだ。
    この辺りは世の中の複雑な仕組みが絡み合っているので知らないでいいけれど、なんにせよ欲しい人に届けられない状況が今の今までずっと続いていた。
    ソラさんにはもどかしい想いをさせてしまっていただろうと思う。
     
    ソラさんは昨年歌手デビュー20周年を迎えた。
    トリビュートアルバムもリリースされ、UNISON SQUARE GARDENも「サイボーグ99%」、斎藤君のソロで「絵の具」、僕の書き下ろし新曲「ソラまで」で参加させてもらった。
    これね http://sorasora.com/wpwp/?page_id=29
     
    その節目を超えた辺りで一区切りのベストアルバムを出すことにしたそうだ。
    そこに改めて「絵の具」を再レコーディングして入ることになった。
     
    テンポもアレンジも全く変わってないけれど、純粋に再録音なのでソラさんの「今」になっている。
    そのソラさんの「今」を、僕らとしても全力で応援したい。
    なので、5月13日のライブからSEを最新版の「絵の具(r-r ver.)」に切り替える。
    CD「ソラベスト2」は7月24日発売、5月13日のライブ会場でも買えるんだそうだ。
    https://store.toysfactory.co.jp/pc/syousai.asp?item=TFCC-86677
     
    彼女は自分の信念に沿って好きな音楽を続けてきた。
    僕はそれに心を躍らせ、僕たちのライブはそれに後押しされてきた。
    彼女の音楽の歴史を少しでも知ってもらえたらと思う。
    twitterはこちら https://twitter.com/sora_sora_sora
     
     
    白い月、オレンジの花。
     
    これからもよろしく頼む。
     
    fun time HOLYDAYが始まるよ。
    それではまた。

  • 小生田淵がよく喋る2019年4月その2  2019.04.27 UP

    また空いた間に新しい情報が公開されてしまった。
    本題はトリビュートの話なので、詳細は後で話すとして
    秋にカップリング曲縛りの全国ワンマンツアーをやる。
    シングル曲もアルバム曲も一切無し。間違ってもそういうのが聴けると思ってチケット取っても君幸せになんないから気をつけてね。
    今回発表されたのが前半で、これは物好き集団ことファンクラブしか入れないライブ。まだ発表されてない後半部分が一般の人にも開かれた仕様だ。
    ファンクラブの人は応募すれば必ず当てるように仕組みを考えている。万が一溢れれば追加する。
    前半も後半も大してセットリスト変わんないのでファンクラブに来れる人は一般の方はとりあえず最初の先行ぐらいは様子を見ていただいて、一般の人に譲ってあげて欲しい。
    でもそういう余裕のぶっこき方をすると確実に売れ残る会場が結構あると思うので、もし何回か見たいなどという珍しいやつはチケットサイトに○が付いてたら「残ってるな~しょうがねえな~」という気持ちで来てくれると大体の人が幸せになる。
    結構戦々恐々である。まあもうここでやって蔵に放り込む気満々の曲も沢山あるから、好きなとこ来てちょ。
    あと7月の大阪のでかいやつも忘れないでね。ここだけはでかいツラさせてくれ、今年だけだからさ。
    あれ大体喋ったか。
     
    あ、あと前回話忘れたけど、B面ベストアルバムのボーナストラックとしてプログラムcontinued(15th style.)というのが収録される。
    これは10周年の時に記念曲として作った楽曲だが、ノーシングルベストの新曲という形でしか収録されておらず知名度もそんなにないだろうので「いい曲だしここいらでもう一回聴いてもらおう」というつもりで歌詞を書き換えた。
    これは全員に聴いてもらいたいのでyoutubeにしっかり出せる様にするのが第一目的である。そこはまあがんばるとしても、7月3日にアルバムを買ったやつが一番最初に聴けるようにする。
    お待ちあれ。
    さて本題。
     
    7月24日、我々の結成日に15周年記念企画音源第2弾としてトリビュートアルバムがリリースされる。
    トリビュートアルバムというのは我々の音楽を他のバンドがカバーしてくれて、それを集めたアルバムである。
     
    この企画、10周年の頃から考えていたアイデアである。
    おそらく実現のハードルが高いのは肌で感じていたのでその頃から相談していた。
    「え、トリビュートアルバムって解散とか死んだりしてから出るやつじゃないの?」
    というやりとりから始まったので(確かに元々はそう)共通見解を時間をかけて丁寧に作ってきたつもりだ。
    おまけに僕は「15周年は絶対アルバム出さない。なんならMODE MOOD MODEから次まではめちゃくちゃ空けたい」とわがまま放題だったので、そんな僕のロマンと都合だけ言っててもみんなは楽しくならない。なので色々アイデアを考えた。
     
    そして出てきたアイデアがやはり物好きが面白がって「しょうがねえな~CD買ってやるか~」というものを作ることだった。
    音楽以外のトリビュート作品も入れる。
    幸いな事に我々には沢山のクリエイターに応援されてここまで来ている。
    その人たちにも協力してもらって前代未聞のトリビュートアルバムを作ろうとひらめいた。
    バンドと同じく我々の曲を1曲選んでもらい、そのタイトルをつけてくれたら後は自由。それぞれイラストだったり映像だったり漫画だったりを作ってもらう。
     
    数々のCDジャケットのデザインを手がけ続けてくれているいのうえよしひろさん。
    メジャーデビューシングルから1stアルバムまでのジャケットを作ってくれた切り絵師の鈴木ヒロキさん。
    アニメ「血界戦線」でお世話になった漫画原作者の内藤泰弘さん。
    「春が来てぼくら」のシングルのジャケットを黒板アートで描いてくれた中島玲菜さん。
    ライブ映像をメジャーデビューからたくさん作ってくれている野田竜司さん。
    「天国と地獄」から大体のMVを作ってくれているフカツマサカズさん。
    アニメ「夜桜四重奏」でお世話になった漫画原作者のヤスダスズヒトさん。
    (50音順ね)
     
    話し始めたらそれぞれ沢山のドラマがあってキリが無いのだが、どの面下げて「祝ってください」と言いに行ったか思い出すだに恥ずかしくなる相談を、皆快く引き受けてくれた。
    こんなん見たことなくないですか。あったら無知を恥じますけど。
     
    トリビュートアルバムというのはもちろん斎藤君が歌ってるわけじゃないので「え~斎ちゃんが歌ってないなら買わなくてよくない?」という人もいるだろう。
    その気持ちはもちろん尊重するので押しつけないけど、我々が大好きなバンドたちがカバーしてくれた楽曲たちは本当にいろんな顔を見せてくれるはずだ。
    その曲の解釈が変わったり、もっとその曲が好きになったり、そのバンドも好きになるかもしれない。
    祝われて浮かれてる我々が思い浮かぶことうけあいの、出会いに満ちた音源になる。
     
    おまけにこれも未だ聴いたことないんだけど、他のバンド目当てで聴いた人が我々の原曲もスタジオライブバージョンで聴けるという聴き比べ盤付きだ(これは通常版にも付いてくる)。
    トリビュートアルバムなので我々が出しゃばってしまうのはどうかなと少し思ったけど、せっかくの機会だから面白そうな方を選びまくろうと舵を切った。
    こんなん見たことなくないですか。
     
    スタッフは現在進行形でむちゃくちゃ頑張っているが僕は全く何もせずふっかふかのソファーに座ってワッハッハと高笑いして浮かれてるだけなので逆ブラック企業と石を投げられそうではあるが
    それもご愛嬌、かなりワクワクする作品になった。
    石投げてくれても結構。こんなん楽しんだもん勝ちだ。
     
    安い買い物じゃないからいつ買ってくれてもいいんだけど、初回限定版は数量限定なので早く買わないといけないかもしれない。
    予約したら引き換え期限とかあるのかしら、それとも前金?
    もしそうだとすると少しばかり申し訳ないが、いつでもいいから聴いて欲しい。
    この15年間、ロックバンドはよくやったのである。
    http://unison-s-g.com/15th/tribute/
    よく見て。
     
    沢山のご褒美をもらって今年は続いていく。
    せいぜい楽しんでくれ。
     
    それではまた。

  • 小生田淵がよく喋る2019年4月  2019.04.17 UP

    ブログは書き出さないとずるずる後ろ倒しにしてしまうのでよくない。
    というわけで書き出している。
    毎度慌ただしくやることがずっと途絶えないがバンドなので楽しい。
     
    7月3日発売のカップリング曲ベスト「Bee-Side Sea-Side」の話をする。
    カップリング曲、というのはシングルの2曲目3曲目に入っている曲たちのことだ。
    今配信サブスクyoutube全盛の時代になって「カップリングってMVがあるならまだしも音源だけなら要らなくない?」っていうド正論ミュージシャンがそろそろ出てきてくれないかなと思っているのだが
    我々に関してだと、この時代遅れな制度を喜んで待ちわびる物好きが数多くいるので、アルバムを待たずにシングルを買ってくれたやつへのご褒美みたいな感じで今は捉えていて、アルバム曲とは全く違う認識でいる。
    カップリングというものをどう捉えるかはミュージシャンによってスタンスが結構違うので、面白い。
     
    で、カップリング曲にも気を抜かない、という感じの意地を張っているわけではないのだが先に言ったご褒美としてふさわしいものを積み重ねてきたつもりだ。
    それをどこかのタイミングでまとめて出そうと思っていた。
    我々は10周年の時には「ノーシングルベストを出したい」と企画したり15周年には「B面ベストだ」と抜かしたり、普通のベストアルバムを未だ出さず寄り道をしてきていて、レーベルの人的にはあまり快く思われていないかもな、と思っている。
    おまけに「MODE MOOD MODEからはとにかく空けたい」だの「みんながみんな早いスパンで新曲を聴きたがってるわけではない」だのと偉そうに主張しているさなかにあんまり売れなさそうなB面ベストを出したいと言い出したもんだから、そろそろ靴を隠されたり食事に下剤を入れられたりするかもしれない。
     
    ということもあって最初企画したときはあんまりいい顔をされなかった記憶がある。
    そしてそもそもシングルベストやカップリングベストなどは、元から持っているやつからしたら全く不要なものであるだろうと思う。
    今からシングル買い集めるのもめんどくさいからこれを期に買っちゃえというやつが沢山いたらいいなとは思っているが
    単曲で配信でも買えるのだから、CDでわざわざ出す意味などないのかもしれない。
    我々は特に広い大衆など見向きもしておらず物好きが飽きないようにぐらいしか考えていないのでベストアルバムというものはわざわざ出さなくてもいいのだろうという気持ちもある。
    しかしアニバーサリーの企画として「なんか面白そう」とひらめいてしまったからには物好きが「しょうがねえな~」となるレベルまで企画を研ぎ澄ませていくのが我々の癖である。
     
    先だって行ったMV総選挙もその一貫である。どうせ君が好きそうなことだが楽しんでくれていたら僕も同じ意見だ。
    なんで結成初期に作った曲が人気あんだよと結構前からじわじわ評判を体感していたが、そんな曲を結構な金をかけてMVを撮った。
    これは物好きな君に一早く見てもらいたい。
    ということでこれはyoutubeには公開予定をとりあえず立てず、発売日にCDの初回限定盤を買ったやつが一番先に見れる様にさせてもらう。
    我々からのせめてものご褒美だ。
     
    そしてカップリングベストを出したからにはカップリングツアーもしてしまえというのを思いついた。
    大して動員も盛り上がりも期待できないので、なかなかに博打だなーというのを他人事のように思っている。
    このチャンスにあそこでもここでもやりたい!と最低限の希望を出したのだが
    おさえた会場規模を見たときにところによっては「ええ・・・これ無謀すぎない・・・」と思った。スタッフが一緒になって博打を打つのもこのチームの面白いところである。
    今年中にやるから覚悟しておいてね。
     
    で、そのツアーでやることも通常通りのワンマンライブとさして変わらないので今回カップリングに収録される31曲は全部はできない。
    じゃあ映像とツアー本編で31曲全部回収できるようにしよう。
    そう思って来週あたりにやるライブをまるっと初回限定盤に映像で収録する。2日あるけど両方全く同じライブをするよ。
    その映像とツアーに来てもらえれば31曲の中で聴けない曲というのはないようにした。
    2度とやんない曲も多分あるだろうから、まあ聴きたいやつは捕まえておいてくれ。
     
    そんなこんなで7月3日に発売する。これを買えば我々の側面のこれまでの歴史を網羅できる。
    オリジナルアルバムだと勘違いして買われると我々の株が意図せず下がるので気をつけてね。
    でもまあ、結構あなどれないよ。
     
    よしカップリングベストの話は終わった。この「面白そう」に乗っかってくれるなら、買ってくれるといいよ。
    次はトリビュートアルバムの話ね。
     
    他なんかあったかな。そうそう
    a flood of circleの新しいアルバムがとても良かったよ。
    僕がプロデュースした曲も2曲あるけど、そんなの関係なくても仲間が今日も楽しそうにロックバンドやってるのは嬉しいね。
    THE KEBABSもガンガン暇を潰す企みを続けているのでよろしくね。
     
    他なんかあったかな。そうそう
    この間友達が死んでしまったよ。
    実は人生で友達が死んだの初めてで、とても説明のつかない気持ちを味わっている。
    友達じゃなくても同じくらい悼めよって怒られると思うけど、僕は性格が悪いので完全に同じ気持ちにはなれないよ。
    そしてやっぱり性格が悪いから、これからも誰かにできることは変えることができない。
    ただ、酒飲んでくれる人が一人いなくなったので困っているよ。
     
    ロックバンドは続きます。飽きるか、死ぬまでね。
    じゃあまたね。

  • 小生田淵がよく喋る2019年3月 その2  2019.03.30 UP

    もたもたしてたら間が空いてしまった。これ今年マジ忙しいな。
    15周年企画、それぞれ着々と進んでいる。
     
    今日も今日とてライブだった。ステージがあるのは楽しい。
    来週は来週で台湾と韓国で初めてのワンマンライブである。
     
    誰が我々の音楽を聴いてくれているのかもわからないし、何人来ようとしてくれているのかもさっぱりわからない。
    しかしまあ一人も来ないって事はないと思いたいので、それなら行くことには意義がある。
    あまり頻繁に行けるわけでもないから、我々の言うロックバンドのライブがなんたるかがしっかり伝わるライブをしようと思う。
    ただただステージで好きな曲を大きい音で演奏しているのが我々、それを観て勝手にそれぞれのやり方で受け取るのが君だ。
    楽しみに待っててくれたら、それだけのものは見せるつもりだ。
    youtubeで聴ける曲もいっぱいあるから、とりあえずそれ聴いておいてくれ。
    https://www.youtube.com/channel/UC1uZYgOfncA-Gnk0GsLVK5A
    短い尺しか公開してなくてサブスクリプションもないので申し訳ないが、興味があったら配信販売はあるから買って聴いてくれ。
     
    これ誰か訳してそれぞれの国の人に伝えておいて。
     
     
     
     
     
    さて前回から空いてしまっている間にちょうど新しいライブの発表もあったので、そこの説明をしてしまおう。
     
    4月14日大阪BIG CAT「 ACCIDENT CODE “R” 」
    4月15日大阪JANUS「YU-JI ROCK TOWN 2019 SPECIAL NIGHT~chaqq全開uniっとbus~」
     
    この2本のライブが来月開催される。
    実はこれ、両方とも我々の意図が一枚噛んでいる。
     
    まず4月14日のBIG CATの方。
    今年15周年ということで普段はツンケンしてる我々が、色々協力してくださ~いとメディアの人に軽口を叩いている(実に偉そうだ)
    大阪ででかいライブの開催を決めた大きな理由でもあるラジオ局FM802からも快い協力表明をもらって、色々企画している最中にこの話が来た。
    「ちょうどFM802が30周年でBIG CATも20周年やねん、802とBIG CATとユニゾンとでなんかやらへん?」(原文ママ)
     
    ワンマン、トークショー、ビンゴ大会、用途は自由らしい。
    自由といっても客とチャラチャラ馴れ合うのはアニバーサリーにせよ断固不本意なのでやはりライブだろうと思ったのだが、
    何をやろうか数日時間をもらい考えた結果
    「世代の違うバンドのライブをライブハウスで体感してもらいたい」
    という想いに至った。
    よくあるイベントの形ではあるが、ここ最近思っている次の5年10年のテーマにも少しリンクしてくる。
     
    やはりロックバンドをライブハウスで体感することの魔法に、僕は年甲斐もなくとりつかれている。
    最近はすっかり野外での大型イベントというのがシーンの主流になってきて、youtubeでバンドを見つければ大型イベントで生で観るという形が一番効率がいいものになった。確かにあれだけ沢山バンド見れるのにリーズナブルだし、開放感もあって想い出にもなるし素敵な空間だ。
    しかしそこからライブハウスへの導線があまり無いというのは個人的に大きな不満を持っている。というか用意できていない自分にとても歯がゆい想いをしている。
     
    ロックバンドはライブハウスで体感して初めて完成する。
    むちゃくちゃ意訳なので誤解があるかもしれないしうまい説明もできないのだが、そういうつもりでいたいと思っている。
    大型イベントという素敵な空間のその先に、ちょっとした落とし穴を用意しておきたいのだ。
    流行りはしなくてもいい。けれどそれでロックバンドをもっと好きになるやつがいるのなら、諦めたくはない。
     
    話はそれたがせっかくもらったライブハウスの話だから、そこでロックバンドを見つけてもらうというイベントができたらと思った。
    我々のキャリアではまだ全然表現しきれないロックバンドの魅力を伝えてもらうことを先輩のPOLYSICSに託した。
    我々から抜け落ちてしまった純粋さ、それとばったり出くわしてしまうというアクシデントの可能性を後輩のズーカラデルに託した。
     
    全てが違うバンドだ。ライブハウスはこんなに違うバンドが集まる場所なのかということも少し知ってくれたらと思う。
    そしてきっと君にとってどのバンドの音楽も、聴き方や見方、体の動かし方がそれぞれ違うものであるはずだ。
    周りの客なんか見てる場合じゃない。君だけのそのバンドの楽しみ方が、とある瞬間にうっかり見つかったりするのだ。その瞬間を逃して欲しくはない。
     
    なんなら全てのバンドを事前に全く聴かず飛び込んでもいいぐらいなのかもしれない。
    ロックバンドには魔法がある。ライブハウスには魔法があるのだ。
     
     
     
    そして4月15日。
    chaqq,そしてbus stop mouseというバンドとの3マンである。
    これは我々がアマチュアの頃に多くの想いを共有したバンドで、言葉では説明できないストーリーが詰まっている。
    メンバーそれぞれの中に並々ならぬストーリーがあるので、僕だけがあまり話してはいけない。特に鈴木君はこのイベントを雑味無く成り立たせるためにとてつもない情熱と執念を燃やしていたので、このイベントが雑味がなく開催できるのは彼によるところが大きい。
     
    bus stop mouseは一度解散に近い活動休止をしている。その別れ際にも我々は立ち会っている。
    その日のライブの打ち上げでトイレに行った際にふとサビの歌詞とメロディが思い浮かび作った「mouth to mouse(sent you)」という曲がある。(副題も大事)
    実はライブで3回だけやったことがあり、音源化を打診する声もスタッフからあったのだが、「彼らが復活するまでは」と頑なに拒んできて今がある。
    この曲にやっと魂が宿る。
     
    当時を知る人たちにも少しだけ「あの3バンド相変わらずだな」ということが届けばいいと思っている。
     
     
     
    というわけで今日はB面ベストアルバムの話だ。
    とブログを書き始める際に書いたのだけど、さすがに長くなったから今日はやめとこう。
    音源買ってくださ~いって言えば済む話なんだけど、書き出すとダメね。
     
    それではまた。

  • 小生田淵がよく喋る2019年3月  2019.03.21 UP

    ツアーが終わった。
    楽しかった。ライブをするのは本当に楽しい。
    やっと行けた街もあった。こういう形のアンコールツアーは実に有意義だ。
    好きな街が増えてしまった。必ずまた行かなくては。
     
    ここ数年ずっと考えていることだが
    ロックバンドが生み出せる自由というものを、オーディエンスに向けてまだまだ体現していかないと、と思った。
    自由っていっても限度はあるし人間的な最低限の礼儀は必要だけど、この辺りも人それぞれ解釈が違って迷宮入りするので説明はとりあえず省く。
     
    ライブの体感の仕方は一人一人自由でいいのだということを、まだ全然伝えきれてない。
    みんながしてても手をあげたくない人、手拍子をしたくない人
    みんながしてない時にそういう事をしたい人
    体を揺らしたい人、ジャンプしたい人、踊りたい人
    後ろでぼーっと突っ立ってたい人、酒が切れたら買いに行きたい人
    仕事や学校終わりでそのままの服装で来る人だってそうだ。
     
    周りの人とあわせないといけないかもなんてふざけた空気が漂うのなら、ロックバンドはそれを壊さないといけない。(あわせるのが好きな人は、もちろんそれが一番だ)
    その人がまだ見つけられてない自分だけの楽しみ方があるはずだと、まだ本気で思っている。
    見つけるためのきっかけを作ることは、とても大切なのかもしれない。
    言って済む話ではないから考え続けなければいけない。
    5年10年かかるかもしれないけど、考え続けようと思う。
     
    さてブログを書くのは新しい情報が発表されたからである。
    しかし情報が多い。
     
    ●自主企画fun time HOLIDAYの共演者発表
    ●B面ベストアルバム詳細発表
    ●トリビュートアルバム発売決定
     
    全部書くといつも以上に長くなってしまうので日を分けて書こうかなと思う。
    15周年なのでブログの頻度も上げていこうかなと思っている。
    今日はfun time HOLIDAYの話。
     
     
     
    我々の自主企画ライブイベントである。
    君に観てもらいたいバンドがいる。
     
    今年は愛知県で3回という形になった。
    まあ大阪ででかいのあんだから愛知もなんかやろうや、とそんないきさつからである。
    (大都市ばっかりでごめんね)
    今回は今までやってそうでやっていなかった3バンドを呼んだ。バンドじゃないじゃんという野暮なツッコミは許さないわよ。
    この満を持して感、アニバーサリーにふさわしいと思わないかね。
     
    ・5月13日 イズミカワソラ
    ソラさんとこれまでやらなかったのは理由がある。
    活動スタンスがそもそも違うからというのもあるが、音楽家として強い影響を受けているからである。
    そういう人と同じステージに立つには、とても覚悟がいる。
     
    10数年前に何気なくライブのSE(出囃子)にソラさんの”絵の具”を提案して以来、しっくり来て今の今まで使い続けている。
    彼女の曲作りのポップさと音楽に対する純粋さに、僕は子供の頃から大いに影響を受けてきた。
    ちなみに彼女のデビュー曲は「等身大の地球儀」だ。(引用に深い意味は無いが)
    そんな彼女のライブは説明のできない幸せに溢れている。幸せな音楽だ。
    ライブをする度にスタイルもセットリストの方向も変わるので、どういうやり方で来るかわからない。それが本当に楽しみだ。
     
    彼女の音楽を体感してもらって、その後に我々がどうライブを見せるのか、強い覚悟をする必要がある。
    見逃してもらうわけにはいかない。
     
     
     
    ・5月14日 SKY-HI
    SKY-HIとこれまでやらなかったのは理由がある。
    「えっ中学高校の後輩の日高君がAAAやっててさらにソロもやってんの?」
    ⇒「いぇーい仲間じゃーん」
    ⇒共演
    この流れが安直すぎて嫌だからである。
     
    彼がこれまでやってきたことを考えれば、一緒に並び立ってライブをやるには自分たちがそれ相応のことをある程度やり遂げてからでないといけないと考えていた。
    その間にも彼はすごいスピードで道を切り開いてきた。
    HIP HOPが持つ可能性を信じて、エンターテインメントの魔力を血肉にして
    壁を壊し多くの人を巻き込んできた、そんな男だ。
    音楽とそれにかける想いはこんなことも可能にするのかと、舌を巻くばかりだ。
     
    しかし我々は我々で自分たちのやり方を強い自信でもって選んできたという自負がある。
    今ならできる。
    見逃してもらうわけにはいかない。
     
     
     
    ・6月19日 LiSA
    LiSAとこれまでやらなかったのは理由がある。
    ユニゾンがロックバンドだとするならば、LiSAはまるでロックバンドではない。
    逆にLiSAがロックスターだとするならば、ユニゾンはまるでロックスターではない。
    言葉の意味の話ではない、音楽でやろうとしていることが真逆だからだ。
    真逆なので、一緒にライブをやる歪さを僕があまり好ましくないと思っていたからだ。
      
    彼女は音楽で人を楽しませることを人の何倍も考えている。
    我々は音楽で自分たちが楽しむことばかり考えている。
    スタンスがまるで違うはずの彼女のライブは、いつも強い想いと挑戦心に溢れていて、いつも自分のプライドが揺らぎそうになる。
    「お客さんの事考えてライブやりたいとか言うならLiSAぐらいやってみろよ」
    と思ってるし
    「お客さんの事考えなくていいライブをやりたいって言うならユニゾンぐらいやってみろよ」
    と偉そうに言える日が来ればと思っている。
     
    真逆を行く二つのライブは、お互いに本気を尽くすことで初めて成立する。それを確かめにいく日だ。
    見逃してもらうわけにはいかない。
     
     
     
     
    という3日間。実現することが少し怖くもあったライブに、このタイミングでたどり着いてしまった。
    その先に何が見えるかで、ロックバンドはもっと楽しくなれるはずだと思っている。
    目撃して、体感して、思い知って欲しい。

    お祝いモードはまだまだ続く。
    浮かれてばっかりですまないが
    たまには祝ってくれ。
     
    では今日はこれで。

  • 小生田淵がよく喋る2019年1月  2019.01.01 UP

    僕は大きいところでやるライブが苦手だ。
     
    観たい奴が多くいる以上ある程度は仕方のないことと思い引き受けるようにはなったが、やはり程よい規模の会場で観てもらうに超したことはない。
    ニュースだったりメディアの人がどうしても大きいところでやることだけ注目して取り上げがちになるのも、少し寂しい。
     
     
     
    僕は野外でやるライブが苦手だ。
     
    野外音楽イベントというものにも沢山お世話になっていて楽しい事ももちろん沢山あるので、ヘイト的な意味は全くないが
    大体暑いし雨に濡れている人を見るのは昔から辛い。
     
     
     
    2019年7月27日、大阪でワンマンライブをやる。
    大阪府、舞洲スポーツアイランド。
    とても大きい会場
    で、
    野外
    だ。
     
    はて?
     
    この矛盾を回収しようとは思ってない。
    僕の好きなロックバンドの結成15周年イベントを派手にやろうと一番面白い仕掛けを考えた。
     
    去年も来年も、普段ならこんなことはしない。
    たまの特別営業だ。大いに油断して大いに祝われる覚悟であれこれ準備してきた。
     
    こういうことを言うともしかしたら「みんなでプレゼントを贈ろ~う」とか「みんなでHAPPY BIRTHDAYを歌お~う」と思う人間が出てくるかもしれないので、そういうこと言ってるんじゃ無いです、というのを一応強く言っておく。
    そういうのは気持ちよく思ってませ~ん。
     
    話が逸れたが。
    2019年。UNISON SQUARE GARDENが結成15周年だ。
    まだ道の途中だが、かっこいいロックバンドがこれだけ続いてくれた今を誇りに思う。
     
    物好きの君を待つ。
     
    祝ってくれ。

  • お久し鈴木  2018.11.27 UP

    スプラトゥーン甲子園っていう公式大会の近畿予選出てたんだけど、三回戦まで行けた!
    ユニゾンて年中ライブも制作も入り混じってやってるんだけど、みんなが制作してる間とか俺は暇だからイカの練習ばかりやってて。
    チーム練も根詰めて、それこそ最後の方は、遠くに行きたい…って呟きながら寝るくらいまでやってたから嬉しかったけど悔しさも同じくらい大きくて、やっぱり泣いたよね 笑

    俺は趣味がイカで暇な時は熱中してるけど、田淵はほんと音楽バカで音楽しか趣味が無いから、ユニゾンでやることない時も音楽やってたいのよ。
    その事を田淵はきちんと俺たちに口にしてくれるから、別バンドやるって聞いた時はもちろん大丈夫?って少なからず思ったけど今不安は一切ないよ、俺も宏介も。
    ちょっと違うけどスピンオフ作品みたいな?楽しめる人だけ楽しんだら良いし、それでユニゾンが変わる事もペースが下がることもないからね。

    天才だからな〜、心配もかけるけど大丈夫です。
    一瞬も飽きちゃいないからさ〜〜シーサ〜〜

  • 小生田淵がよく喋る2018年11月その2  2018.11.26 UP

    新しいバンドやりまーす
    https://twitter.com/kebabs_band
    https://www.youtube.com/embed/oNvTp_30jvY
    a flood of circle佐々木、元serial TV drama新井君、元ART-SCHOOLだったりU&DESIGNだったりの浩之さんと。盟友揃い。
    ワクワクするよね。
    バンドが趣味だから、ユニゾンができない暇な時があるならバンドやるのが一番なのよ。
    音楽が好きでい続けられたご褒美がまた一つ。おいしくいただきます。
     
    この発表から遡ると前回のブログはタイミング悪かったな、わはは笑
    悪いけど前回のブログとは全く関係ないのでご心配なく。
    とはいえなんか前回のも反響多かったからまあ補足する。
    ずっと前から言い続けてるけど、バンドは飽きたらやめるよ。飽きてるのに続けても意味が無いからね。
    だから君に変な期待はさせてはいけない。
    軽々しい言葉で君を縛り付けても、君のためにならない。
    音楽はよりどころにしてもらって結構だけど、あくまで僕と君は他人なのだから君は君の人生をしっかり生きて欲しい。
    何事も終わらないものなんてないのよ。
     
    でも、僕は今んとこUNISON SQUARE GARDENに一瞬も飽きてない。
    僕のロックバンドへの執念をなめないで欲しい。
    新しい音楽に挑戦したいとか、もっと進化したいとか、そんなことはハナからない。
    物好き以外もとにかく多くの人に好きになってもらいたいですとか、一緒に共有したいですとか、そんなことも全く思ってない。
    「好きなロックバンドをやる」ということ、それだけを目的にやってるの。
    バンドをやる理由なんてそれだけでいいの。
    未来のバンドマンたちも知っておくといいよ。バンドって本当に楽しいんだよ。それがないなら嘘だよ。
     
    ライブやりたいなー。
    ライブ観たいよね。
    ではまた。

  • 小生田淵がよく喋る2018年11月  2018.11.07 UP

    Catch up, latency。
    新しいシングルである。
    前作「春が来てぼくら」から半年ちょっとでのリリースとなる。
    前も言ったけどMODE MOOD MODEまでの一連でちょっとさすがにリリースペースが早すぎたので落ち着けるべく間を空けようとは思っていたのだが、嬉しいことに我々の曲に作品を彩って欲しい、というオファーがあったのでありがたく引き受ける運びとなった。
    CDについては詳しくは各所雑誌を読んでもらえたらと思う。雑誌は良い。
     
    これぐらいキャリアがあると、いくら君が物好きとはいえ新曲のペースが速いというのはあまりいいことがないと思っている。
    それでもカップリング含めて3曲、うまいこと仕上げることができたのは個人的には嬉しい。ホッとしている。
    まだしばらくMODE MOOD MODEでいいやーって人がいるなら安心して聴き続けてもらって、いつか気が向いたら今回のシングルの曲も聴いてくれ。音楽は逃げない。
    配信は例によって1週間遅れてしまい申し訳ない。この施策は個人的には本意ではないのだが、CDなんて時代遅れなものを欲しがる物好きが一番良い想いをしてくれること自体は、僕は嬉しいと思っている。なんか矛盾があるがまあすまん、あと1週間待っててくれ。できれば配信派の人もカップリングごと買ってくれ。良い曲なんだよ、全部。
     
    「Catch up, latency」はこれまでの人生を踏まえた、とても良い言葉を書けたと思っている。
    ずっと、世の中的な「正しさ」とは違う方向に好きなロックバンドを進めることに結果的になってきたと思っている。
    昔はJ-POPのど真ん中に殴り込むということも過去に言った様な記憶があって、ひっくり返ったら絶対面白いのになーと思ってはいたが、いかにJ-POPというものが自分の好きなロックバンド人生にとって興味が向かないことなのかを思い知った(J-POPをディスってないし、田淵が負け惜しみ言ってると揶揄してもらって大いに結構)
    自分の好きなロックバンドのあり方が、いかに今の時代の“ロックシーン”とされる場所に似つかわしくないものなのかもよくわかった。(ロックシーンをディスってないし、田淵はめんどくさそうだからあんまり近寄らないようにしようと思ってもらって大いに結構)
    自分にとっての「あって欲しい言葉」はいつまで経っても世の中にとって「わからない言葉」のままだ。
    「CIDER ROAD」で音楽界は土下座しに来なかったし、「春が来てぼくら」が作曲的な意味でどんなに傑作かと騒がれることもなかった。(たしかリリース当時そんなことを冗談半分で息巻いていたのだ)
    全て身をもって思い知ったことだ。
     
    それでも僕は好きなロックバンドのことしか考えてこなかった。
    それが「正しさ」から外れていても、大いに結構だ。
    この年になると「あと5年もしたら考え方も変わってくるかな」と思うことも増えてきた。仕事だけじゃなく物事を斜に見る癖は大抵無駄だと気づく時が来るだろうし、自分の道の選び方もきっと変わってくるだろうな、と不思議と今から思っている。
    しかし「好きなロックバンドを徹底的にやる」という意地に関しては少なくともこれまでの人生の中でも宝物だし、これだけは変わらずにできれば一生持っていて欲しいなと、今は思っている。がんばれ俺。
     
    なんにせよ曲を作るのは楽しい。
    オリジナルアルバムはしばらく出さないから、昨年から出まくったシングル群も含めて、今一度よく聴いて過ごすのもまた一興かもしれない。
    ライブは相変わらずやる。
     
    そう、ライブの話だ。
    ツアーMODE MOOD MODEがようやく終わった。本数こそ異常に多いなんてことはなかったけど、途中間がぽっかり空いてしまったのもあってずいぶん長い間やっていたような気がする。
    とてもいいライブツアーだった。バンド3人も、スタッフも、とても具合が良い。
    一つのライブを作り上げるのにあまりに手札がありすぎるのも、それを圧倒的センスでバンドが実現できてしまうのも、これまで続けたご褒美のようなものなのかもしれない。
    思い知って欲しいロックバンド体験をしてもらえたらなと、これまた愚直にやってきた。
     
    一体感至上主義みたいな音楽シーンの現象が僕は本当に嫌で、それをぶっ壊そうとずっと画策してきた。今もしている。
    今回も少し進められた気はするけど、やっぱりまだ道は遠いなという気も同時にしている。
    何がどこまで届いているかはわからない。それでも、今はある程度自信を持ってこれがロックバンドのライブだと、ちょっとは言えるようになってきたのかもと思えている。
    君が安心して自由なやりかたを選べるように、できることはまだあるんだと思う。
    それを考えながらバンドをやるというのも、案外楽しい。
    年寄りの小言みたいな話になるがロックバンドのライブはいい。まだ見てないやつはいつか絶対観に行った方がいい。
    屋外で一日に沢山のバンドをちょっとずつ見るというのが今の流行かもしれない。それも素敵な事だがあれは本当にロックバンド体験の一部に過ぎない。
    好きなバンドは絶対ライブハウスに観にいけ。きっといい体験になる。
     
    引き続き追加公演もある。今回のツアーに来れなかったやつに来てもらえたら、という趣旨ではあるので、演奏曲を全部一緒にするほど我々は性格が良くはないと思いつつあんまり演出変えすぎるのもなあ、と思っているので年末に出るライブDVDはもしかしたら見ないで来た方がいいのかもしれない。まあそこは自分のものさしで適当にやってくれ。
     
    なんにせよライブをやるのは本当に楽しい。
    どうせ来年もいっぱいライブやるから、気が向いたら観に来て欲しい。
    我々はロックバンドなのでライブを当たり前のようにやり続ける。
     
    さてそういえばいろんな雑誌でポロッとこぼしてしまったのだが、今年は何か大きな岐路に立たされたなと痛感する年だった。
    具体的に書かないとわからないとは思うが、あえてそのへんをふわっと割愛するとなにかこう「見つかってしまった」感じがするのだ。
    我々のような偏屈な音楽に反応してくれる人間が増えるのはとても嬉しい。ユーザーに限らず応援してくれる人がいるのは本当に感謝がつきない。
    ただ、人気者などというものにはどうしてもなりたくない。
    不特定多数の人間に必要以上に見られるというのは昔も今も本当にダメだ。
     
    矛盾を感じてピンと来ない人もいるだろうし、何を子供みたいな事をと思う人もいるだろう。
    別に国民的なヒット曲を出したわけでもないのにすごい変なこと言ってるぞお前とつっこまれたら「ホントですよね!」と愛想笑い100%で返さざるを得ないと思う。
    だが僕にはなかなかに大きな問題なのだ。病気のようなものかもしれない。
     
    そういうのも込みだけど今年はいろんなことがあって、ああもう来るところまで来たからこのバンドやめちゃおう、という条件は揃った感じがしている。これ以上続けるのは危険も大きい。
    辛いという感覚はあんまりないのだが、危ないのだ。
    君の不安を煽る意図はないのだが、好きなものを好きで居続けるのは結構努力がいるのだ。自分のスタンスはやはりはっきりさせておきたい。
     
    ただ先にも書いたように僕はロックバンドが好きだ。UNISON SQUARE GARDENはすごいバンドだ。
    この3人の才能を試せる場がまだ続いて欲しいし、この3人で作るライブの可能性を考えるのは面白くてたまらない。自分の未熟なところが今もいっぱいあるので、克服した未来もこの道の先で見れるなら見てみたい。
    そして僕のロックバンドを続ける才能がこんなもんで終わってもらっては実にもったいないのだ。
    そして幸いなことに、面白くするアイデアはまだまだちゃんと出てくる。
    だからやめなくてもいい理由が上回り続ける限り、ロックバンドは続けられると、今は信じているのだ。
     
    ・・・すごい!なんかたちの悪いアピールみたいになってる!ダサぁい!
    というか今回色々重たいな!ピュー!フワッフワッ!(急に軽さをアピール)
    うん。物々しい物言いになってしまったが、そういうのをひっくるめてもヘラヘラできる、というのは僕の特技なのでまあ心配には及びません。
     
    暗くなったので明るい話をして終わります。
     
    僕の好きなロックバンドもいよいよ来年で結成から15周年。
    10周年というのはあまり大したことないと思っていたのだが、15周年は何かこう、自分の中ではとても大きなアニバーサリーの最初の年にしてもいいのかなと思っている。
    なので来年は大いに油断する。お祝いしてしてモードでいつも以上にヘラヘラしちゃおうかなと思っている。でも人気者にはならない。
    君みたいな物好きには大いに覚悟しておいてもらいたい。
     
    それではまた。

  • 小生田淵がよく喋る2018年9月  2018.09.03 UP

    9月に入った。ツアーが止まってしまっていて寂しいが、嬉しいことにライブはたくさんあったので元気ではいられた。
    野外でかなり人が入る会場でのライブも多くあった。それゆえに新しく出会えた人・これから出るイベントで出会う人もいるのかもしれない。はじめましてUNISON SQUARE GARDENです。
    いきなりだけど。
    もし最近どこかで我々のライブを見たという人へ。あいや我々じゃなくてもいいか、大型イベントで結構良いバンドを見つけたぞって人へ。
    良いバンドを見つけたならその後絶対にライブハウスイベントやワンマンを見に行った方が良いぞ。
    君の好きなロックバンドをもっと思い知ってくれ。
    よろしくね。
     
     
    さて、シングルが出るニュースも発表された。これはツアーをやりながら隙間で取り組んで、現在まで結構間が空いてるのでまだしっかりアタマをまとめ切れてない。またいつか話そうと思う。
    今日は同時に発表されたMODE MOOD MODEの追加公演の話をしたい。
     
     
     
    毎度のこと書き出すと長くなってしまったので今回の要約だけ先にまとめておく。
    ・来年2月3月にやる追加公演の話
    ・こちらの気持ち的には現在開催中のツアーに来れなかった人に向けたツアーだよという話
    ・そこではファンクラブ先行はあるにはあるけど「会員一人最低一枚公約」は適用しませんよという話
     
    以上の3ポイントです。
    ではどうぞ。
     
     
     
    アルバムMODE MOOD MODEの追加公演が決まった。来年2019年の2月3月、全16公演。
    アンコールツアーみたいな名称でまたライブをしにいくことができる。嬉しい。
    これは「今やっているツアーに来られなかった人のため」を考えて実現することができたツアーだ。
     
    ロックバンドは君の街でライブをしなければならない。
    「このエリア売り切ったら近くのこの県にも行かせてくれ」
    ということを今回のツアーの日程がでた際に色々お願いをしていた。
    それを少しだけ叶えてもらったというのが、来年アタマのアンコールツアーになる。
     
    行ってない街をコンプリートできてなかったりするのは恥ずかしい話だが、スケジュール面含めてベストなものを選んでもらったつもりだ。またすでに行った都市が結構あるのは、来れなかった人の数を想像するに、まあまあの大きさのハコは各エリア切らないとねという考えからではある。
    というような釈明は一応嘘無くできるんだが、スケジュール面含め色々な大人的な事情も含まれるのも隠せない。
    なかなか筋の通った実行と説明が難しいのは、僕の力不足だ。すまない。
    だが久しぶりに行ける街もあるし、すでに行っている街も来れなかった人がいただろうし、また新しい人が来れるチャンスを作れたと考えると、とても楽しみだ。
     
    最終的には誰が来ようと僕にとっては他人だらけなので何でも良いが、一応の本音は「来れなかった人が優先的にチケットを買えればいいのに」と思っている。そのための追加公演なのだ。
    これは頭をひねればシステム作れそうなものなのだが、とりあえず現状実現が難しい。
    「まあ俺行きたいけど今年のツアー行ったし最初の先行は見送って最後に余ってたら買おっかなー」みたいな人ばかりだったらその本音は叶えてもらえるのかもしれない。
    しかしそんなこと言ったって行きたいものは行きたい、という気持ちがある人は止められないと思う。そこは我々にとって最高の賛辞なので、否定する気も禁止もするつもりはない。
     
    また、そんなこと言ってみんなが汲んでくれた結果ある会場が先行で3枚しか売れてませんとかになるとこれまたスタッフが真っ青になって僕がまた嫌われてしまうので、やはりそこは自然に任せるのが一番いいのだ(そりゃあ僕もほどよく埋まって欲しい笑)
    なので君の気持ちが一番向くままに、できるならほどよく謙虚に、価値観が違う人がいても自分の気持ちに胸を張れるように、今回のツアーを捉えてくれたらと思う。
    良いライブしてるから、楽しみにしていてほしい。
     
     
     
    さて次はファンクラブについての話だ。毎度この話をしてしまっていて関係ない人はマジで興味ないと思うが、今回の追加公演は「ファンクラブじゃない人間にもなんとかチャンスを作れないか」と考えたことも盛り込んでいるので、気が向けば読み続けて欲しい。
     
    最初に発表した今年11月までのツアーに関してはファンクラブの会員にはきちんとした応募をすれば最低でも1公演は必ず当てるという約束は達成できたと認識している。
    前回の反省を経てシステムを考え直し、何度も確認した。ので間違いないはずなんだけど笑
     
    ただ今回について一つ伝えておくことがある。
    もちろんファンクラブ先行は今回もあるが、
    通常の公約「会員には必ず1枚は当てる」みたいなものは適用されないということである。
     
    まあこの本数でそれは無理だよ、というのが端的な説明になるかもだけど、僕は一応それ以上の理屈は持っているつもりだ。
    それはさっき言った「追加公演は来れなかった人のためのもの」というので大体説明したけど、もう少し踏み込んで話す。
     
    ファンクラブ会員については、そりゃお金払ってるんだからちゃんとした優遇はするよねということでチケット先行の様な策を用意している(チケットじゃなくてももちろんいいんだけど、熟考の末我々にはそれを一番に掲げるしかないと判断した)
     
    ただ入ってない人だってライブを見たいやつはいる。入りたいけど入れない、バンドは好きだけど入るのはあんまり気が乗らない。とかとかあると思う。
    毎度のツアーだと今現在の我々の立場だとどうしてもファンクラブを優先することを考えるのが当たり前なので、今回発表した追加公演はがファンクラブに入ってないやつが来れる可能性を上げるチャンスだと思った。
    なので公演によっては最初からファンクラブの先行を設けない日も作っている。
    その日は貴賤無し、皆平等にいっせーのせ、でチケット購入に参加して欲しい。
    本当は「各種先行もなしの一般発売のみ、はい土曜日10時からドン!」というのをやってみたいんだけど、今のご時世転売なんちゃらがつけいりやすい環境はなるべく避けたいという理由があったので、そこは飲み込んで納得した。
    もちろんファンクラブ先行がある公演の方が多いので、当たり前だけど見たいと思ってくれているなら遠慮せず応募してもらえたら嬉しいと思う。
     
    「はい公約と違うー!嘘つきー!詐欺師ー!」と言う人間は出てくるのかなとも思うが、追加公演という名目なので付属してきたオプションだと思ってもらえたらと思う。
    ファンクラブに入っている君たちは今やってるツアーにちゃんと来させることができたということに免じて、そこはどうか一つ我慢して欲しい。
    同じくMODE MOOD MODEのツアーであることは変わりないので
    少し待ってればまた別の形でライブツアーははじまる。また新しい気持ちで大いにやろう。
     
    「じゃあ絶対に本ツアーとセットリスト変えずに同じことやれよなクソが」と思う人もいるだろう。
    気持ちは重々わかるし、事実そんなに変えたらめちゃダサじゃない?と思ってはいるのでそんなにあまのじゃくな事を企むつもりはないが、我々も常に新鮮な気持ちでライブをし続けなければいけない生き物なのでそこそこ気まぐれに取り組むのはわかってもらえたらと思う。
    君が完全に望む我々でいなければと思っていないので、君の言いなりにはならない。
    偉そうな話をしているが、偉そうにするのもロックバンドの役目だ。
     
     
     
    ルールめいた事例を多く作ってしまって後々首が絞まって辛くなる様な恐怖もあるのだが、
    頭がキャパオーバーになったりならなかったりのギリギリの状況で都度ベストな選択を考えていくしかないと思っているので、とりあえず今のベストを選んで話させてもらった。
    まあ時間とともに色々おさまっていくかなとも思っているので(いろんな意味で)、今日のところはこんな感じで。
    ということでMODE MOOD MODEツアーはまだ続く。まだまだ君に会いに行く。
    その先の事も、ちゃあんと、考えているんだぜ。
     
    楽しくバンドが続けられたらいいね。
     
    それではまた。

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